変形性膝関節症でお医者さんにいくと、大抵の治療は抗炎症剤か、湿布薬をもらったりしますね。
また水腫がひどい場合は水を抜いたり、まれですが手術をするケースもあるようですね。
またよくモモの筋肉(大腿四頭筋)を鍛える運動を指導される場合もあるかもしれません。

 

さてではカイロプラクティックではどのように施術していくのでしょう。

今日は、私のところに来たクライアントさんのケースをご紹介します。

 

以前の「変形性膝関節症」の記事はこちら↓

 
 
 
 
 

病院に行っても良くならない膝の痛み

 
 

この方は50代の女性ですが、1ヵ月前くらいから、左の膝が痛み出し、病院に行っても良くならならず、いらっしゃった当日に、急にひどくなって歩けないくらいになってしまい、杖をつきながらご来店されました。
左膝の内側と裏側に痛みがあり、膝は大きく腫れ、熱感もありました。また炎症のため、あまり膝を動かせなかったのですが、筋力検査をしてみるとサイドの筋肉の筋力低下がみられ、側方への安定性が弱かったのです。その他、膝の裏やふくらはぎの筋肉も弱く、膝も少し反るようになっていました。

 

 

初回は、滑液包炎(膝の回りの滑液包の炎症)がみられたので、炎症を抑えるような処置と、膝への負担を軽減するため、筋肉の機能を上げる施術およびテーピングを行いました。その日はまだ痛かったようですが、3日後にはうそのように楽になったようです。
これは、膝への負担が大分減り、炎症が治まったからでしょう。

 

 

この方は、その後、仕事(立ち仕事)を続けていたため、炎症を何回かぶり返したりしていました。内側部に痛みがあることと、関節の可動域に制限があることや年齢などから、膝関節に変性がある可能性が強かったので、関節腔(関節のすき間)を広げたり、関節の動きをつける施術をしっかり継続していきました。またこの場合、カイロプラクティックでは、骨盤や股関節などの足に関わる関節に対しては問題があれば、整えるようにします。その他、膝の側部の安定性は相変わらず悪かったので、筋肉の機能アップの施術は毎回行っていきました。

 

4~5回くらいの施術で、杖もつかずに歩けるようになり、大分痛みもなくなってきたので、私もホッとした覚えがあります。

 
 
 
 
 

中年以降の女性に多い膝の痛み

 
 

中年以降の女性において、膝の痛みは本当によくみられる症状です。
この年代から、とくに外傷もなく痛み始めた膝痛は、老化によるものがほとんどです。いわゆる「変形性膝関節症」と呼ばれるものですね。

 

またお話してきたように、原因には体重増加やO脚、膝に負担のかかる仕事、筋肉の衰えなどがあります。膝の関節の隙間が狭くなり、軟骨がすり減ることで痛みが起こったり、炎症が起こったりします。大抵は歩いているときに、障害側に膝が外側に移動するような姿勢(O脚のような)が見られ、内側に痛みが出る方が多いです。

 

 

年齢が上がることでこういった関節の老化由来の痛みは出てきやすくなりますが、カイロプラクティックの施術で、関節腔を広げたり、関節の可動域をつけたりすることで軟骨への負担を減らし、大きく改善させることができます。またある程度筋力アップすると安定性が増し、大分膝を支えられるようになります。

是非、お困りの方は一度カイロプラクティックを受けてみてはいかがでしょうか?

 
 
 
 
 

膝の痛みの原因は体重、その他食事の内容も関わる!?

 
 

もちろん身体の体重を支える膝なので、体重の増加も大きな原因の一つとしてあげられるでしょう。

 

 

もし中年になって体重の増加に思い当たりがあれば、普段の食生活を少し変えてあげると良いのではないでしょうか。
この方の場合も普段から過食気味で、ここ半年体重も増えていたそうです。また脂物が好きということで肝臓にも負担がかかっており、消化機能の低下から、その影響(内臓と筋肉の関わり)が膝に少なからず出ていたようでした。食事の内容や体調などを聞くと、やはりカロリー過多の状態で、身体でしっかりその代謝が出来ていないことなどがわかりました。

このことから、私がおこなった食事の指導や本人が見つけてきた特性の野菜ジュースによる半日〜1日ファスティングで体調もかなり変化し、膝も大きく改善されました。
また最近では、小麦の過敏症(アレルギー)があることもわかりました。食品過敏症も実は関節炎を作り出す可能性があるのです。

 

 

変形性膝関節症は、食事の摂り方や運動、歩行時の姿勢(膝をしっかり伸ばし、まっすぐとした姿勢で歩く)などである程度改善や予防ができるものでもあります。
また炎症をあまり起こさない食事も重要になってきますね。

 
 
 
 
 

今日のpoint

 
 

膝の痛みの原因は、「老化による膝の骨の変性と、食生活によって炎症を繰り返すような身体の状態になっていたこと」でした~!
膝の痛みでは、すぐにグルコサミンやコンドロイチンに頼る気持ちもわかりますが、日常でできることに少し目を向けてみることも必要かもしれません。

 

また、私が臨床をやっていても、なかなか膝の炎症がおさまらないような場合は、実は、食べている食べ物が関わっていることが少なくありません。
このことは、みなさんも思いもよらない事実だったのではないでしょうか?

 

 

Information

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
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私は・・・
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Thank you for reading to the end.