今日は年齢による関節痛を紹介します。

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骨のはなし　その５　「関節のつかいすぎ症候群 overuse injuries」

 ここ何回かにわたって紹介してきている可動関節（自由に動ける関節）は、広範囲の運動を可能にしています。 前回のblogはこちら↓ しかし、人の身体は機械ではありません。一日中何度も繰り返されるある特定の運動のために可動関節が設計されているわ...

加齢に伴う関節痛「変形性関節症」の原因

外傷や思い当たる病気もないのに、膝や股関節などが痛む関節症は、加齢に伴う症状の一つです。

関節内で接する骨と骨の表面を覆い、クッションの役割を果たしている軟骨が使い過ぎですり減り、骨どうしがぶつかるために、痛みや炎症などが起きます。

軟骨はコラーゲン、コンドロイチンといった弾力性や保湿性に富んだ成分でできていて、クッションの役割のほかにもカルシウムを骨に吸着させる働きもしています。これらの成分は老化とともに体内での合成力が衰え、減少していきます。

関節症の中でも多いのが変形性関節症です。
みなさんの中にも、こう言われた方は多いのではないでしょうか？

膝や腰椎、頸椎、股関節に起こりやすく、骨と骨がぶつかる摩擦によって痛みや炎症を繰り返すうちに、関節が変形してしまうのです。
上半身の体重を支える股関節で症状が進むと大腿骨頭壊死などの危険もあります。

私のところにいらっしゃるクライアントさんの中でも、特に50歳代の女性に、膝や股関節の変形性関節症は本当に多くみられます。

グルコサミンとコンドロイチンは効くの？

さて、よく聞かれるのが、グルコサミンやコンドロイチンは効くのですか？

ということなんですが・・・

もう変形性関節症が重度になってから摂り始めた人は、あまり効果がないといったところが事実です。（＞＜）
それは関節に軟骨がなくなってしまっているか、少ししか残っていない場合には、再生または修復は不可能になってしまうからです。

確かにヨーロッパなどの研究では、グルコサミンが非常に優れた栄養素で、変形性関節症の痛みを緩和し、実際に軟骨を修復することが報告されています。また多くの人がグルコサミン、コンドロイチンを両方摂ることで改善をみせています。

しかし、全ての人で改善が可能なわけではなく、軟骨が修復するには長く摂り続ける必要があります。また加重による関節痛の悪化はサプリメントでは防ぎきれないことも多く、特に膝や股関節に強い変形が見られる人は専門的に治していくべきでしょう。

私のクライアントさんの中には、まったく歩くのが不自由だった人が、股関節の牽引や動きの悪い方向への動かす施術 mobilization をして痛みなく動けるようになったケースがたくさんあります。
まずは関節の隙間を広げてあげて、正確に動きをつけること、そして関節に負担がかからないよう筋肉がちゃんと機能するように戻してあげることです。

また膝や股関節の場合は、体重が負担になっている方ももちろんいます。
こういった方は、肥満の改善もしっかり行っていくべきでしょう。

グルコサミンやコンドロイチンはまだ症状が軽度なときに早目に摂っていく方が良いですね＾＾。
多くの研究結果が早めに摂り始めた場合に、非常に大きな効果が得られることを示しています。

 
またその他のサプリメントなどを補う場合には・・・
骨自体の強化として、カルシウムとその吸収を助けるビタミンD、血行を促進して痛みをやわらげるビタミンEを一緒に摂るのもよいでしょう。
炎症を伴う場合は、炎症を抑えるオメガ3の脂肪酸（フラックスオイル、魚油）、活性酸素を除去するビタミンA、C、Eを務めて摂るようにしたいものです。

是非、参考にしてみてください。

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ
 
私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
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Thank you for reading to the end.

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