喉を手で押さえている女性|C-maga

 

今日は、甲状腺の機能低下に関わる症状をご紹介しましょう。

 

この方(50代女性)は、喉の違和感と食事の時の飲み込みの悪さでご来院されました。また舌の違和感もあって、ピリピリした感じが気になるということでした。

 

 

 

甲状腺機能異常と小麦グルテン過敏症

 

検査をしていくと、甲状腺の機能低下(病気ではなく機能が低下している状態)が確認され、それに伴って甲状腺が肥大し、見た目でも腫れている感じがありました。
またその他、胃腸の消化不良や回盲弁症候群(小腸と大腸の間の弁の機能異常)がありました。

 

 

施術は、甲状腺のリンパや血流のポイントを刺激し、直接張っている臓器を優しく緩めるような施術(内臓生体力学)を行いました。
甲状腺に関しては、嚥下をするように動かしながら、優しく押圧するような施術になります。
また、甲状腺に関わる頚椎の関節の動きをつけるようなアプローチを行い、回盲弁に対してもリンパのポイントや関連する背骨の関節、さらに直接弁に対しても施術を行いました。

また舌の違和感は亜鉛不足が関わっている可能性があるため、サプリメントで摂ることをお勧めし、甲状腺の機能異常に関わっていることが多い小麦グルテンを控えめにしてもらうようにお伝えしました(小麦グルテンに過敏な方は、グルテンと似たような形の甲状腺タンパクに対しても自己免疫で攻撃してしまう場合があります)。

 

施術後は、身体全体的に軽くなったようです^^。

 

 

 

今日のポイント

 

今回の喉の違和感の原因は、「甲状腺機能低下によるもの」でした。
また、胃腸の消化不良や亜鉛不足もあるので、おそらくはストレスやグルテン過敏症による問題もあるのではないかと考えられます。

 

副腎も病気ではなく、機能低下をしている「副腎疲労」があるように、甲状腺にも「橋本病やバセドゥ病」ではなく、機能低下している状態があります。
こういったケースでは血液検査では正常でも、明らかに甲状腺が機能低下している時のような症状が現れます。

 

カイロプラクティックとくにアプライドキネシオロジーでは、臓器の病気ではなくても機能低下の状態までチェックすることができます。
こういったことが、病院ではわからないような不調を見つけられる利点であったり、予防医療といった意味では大きな役割を持っているのではないかと思う点です。
病院の検査では異常はないけれど、ご自身の体調不良が気になるような方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の施術をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の施術はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する施術を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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