今日は、ベジタリアンは白内障のリスクが下がるかどうかについての研究。
年齢が重なることによって起きる白内障は、カラダの不健全、病的状態から最も顕著に起こる問題でもあります。
以前の研究では、白内障に関するリスクは、ある一つの栄養素についてのものだったり、健康的な食生活に着目していました。
今回のように、ベジタリアンというグループにこだわっての研究は初めて!
この研究では食生活と白内障との関係にはどういったものがあるのか、その中でとくにベジタリアンの人の食生活の概要について調査し、白内障との関連性について調べています。
被験者として、オックスフォード、イギリスの病院やスコットランドの病的な状態を把握するデータから、40歳以上の方で糖尿病にかかってない人を27,670人選んでいます。
そしてあるグループ分けをしました。
1日に100g以上 ⇒ お肉を食べる量がとても多い人
1日に50〜99g ⇒ お肉を普通に食べる人
1日に50g以下 ⇒ お肉をあまり食べない人
お魚を食べる人
ベジタリアン
ビーガン(ベジタリアンよりさらに厳しい菜食主義)
結果としては、お肉をいっぱい食べる人の方から、それをあまり食べない人、お魚を食べる人、ベジタリアン、完全なビーガンの人にうつるにつれて白内障のリスクが段々減っていったといいます。
ベジタリアン、ビーガンの人達は、白内障のリスクが低いということだったのですね^^。
みなさんどう思いますか?
私としては、この研究では、お肉以外の食生活についての調査はされていないところが少し引っ掛かります。たとえば加工品や嗜好品、そして精製された炭水化物の量など・・・。
白内障が起こるのは、いわゆる血糖値調整障害。
問題になるのは、お菓子や清涼飲料水、精製された炭水化物でしょう。
私の栄養的な知識としては、ベジタリアンやビーガンの人は、たんぱく質が不足する傾向にあり、ビタミンB群や鉄などのミネラルも不足します。栄養的には少し問題ありなのですね。
またお肉やお魚を摂らないので、炭水化物に偏りやすい食事になることが多く、それによる血糖値の調整障害も起こる可能性があるのですが・・・。
おそらく、ベジタリアンやビーガンの人の方が、健康意識が高くて、加工品や添加物、砂糖を使った食品などを摂っていないということなのでしょう。またイギリスのお肉を食べる人も赤身の肉をすごい量食べそうですもんね^^。
ベジタリアンやビーガンの人は確かに、健康的に思えるかもしれません。
しかし、人間の身体にとって大事な栄養も不足しやすいということを覚えておきましょう。
添加物や重金属、加工品はとらないということはもちろんなのですが、健康を維持するにはなにより、栄養のバランスが大事なのです。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。
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参考:
Diet, vegetarianism, and cataract risk1,2,3
1. Paul N Appleby,
2. Naomi E Allen, and
+ Author Affiliations
1. 1From the Cancer Epidemiology Unit, Nuffield Department of Clinical Medicine, University of Oxford, Oxford, United Kingdom.+ Author Notes
- ↵2 Supported by the Medical Research Council and Cancer Research UK.
- ↵3 Address correspondence to PN Appleby, Cancer Epidemiology Unit, Richard Doll Building, University of Oxford, Roosevelt Drive, Old Road Campus, Oxford, OX3 7LF, United Kingdom. E-mail: paul.appleby@ceu.ox.ac.uk.