先日、ピーナッツアレルギーを患っている男性がNAETというアレルギーの治療後、1時間でなくなってしまったというショッキングな記事(2009.4.25)を読みました。
治療の仕方がいけなかったのか、その人のその日の体調が著しく悪かったのかは不明ですが、怖い話です。
死因はピーナッツに対するアレルギー反応によるものです。
NAETというテクニックは、アレルギーに対して効果をあげている治療法ゆえに悲しい話ですね。
担当医は、alternative medicine、キネシオロジストの先生で、いままで4回ほど、そのアレルギーに対して治療を行ってきたそうですが、とくに患者さんに悪い影響は出ていなかったそうです。
しかし、今回の治療後には、患者さん(喘息持ち)が咳き込んでいて、家に帰宅しても咳が止まらなかったそう。
心配になったドクターが15分後に家に電話したら、息も絶え絶えで「救急車・・息ができない」などの言葉しか言えない様子。慌ててドクターが救急車を呼びましたが、時すでに遅く、救急車で搬送中に心肺停止の状態になってしまったそうなのです。
専門家はピーナッツのアレルギーによるショックで起こった死だとしています。
うーん・・・怖いです。
その後、この事件は法廷に持ち込まれましたが、やはりドクターが救急車を呼んでからの救急車が着くまでの35分という時間も問題になったようです。たしかに設備が整ったところで治療が行われていれば、こういった問題は起こらなかったかもしれません。アレルギーの治療を行うドクターは、それなりに守られた環境で行うべきでしょう。
検死官は、「この問題は双方にとってとても不運なもので、NAETによるアレルギー(ピーナッツ)治療は再検討するべきだ」と言ったそうです。
咳き込むのと胸が締め付けられるのは、アレルギーの症状でよくあることです。
この事件の3ヶ月前にも同じようなナッツアレルギーによる事故が起こっているので、食物アレルギーによるショック症状は本当に怖い。場合によっては、そのショックによって15分でなくなってしまうケースすらあります。
最近、食生活の変化と遺伝的な要素によってだと思いますが、アレルギーの人が格段に増えています。
私が臨床に出ていて特に感じるのは、「アレルギーを持っている人は、身体の健康状態においていろんなリスクが高くなる」ということです。
アレルギーが起こりやすくなっている身体の状態が良くないのはもちろん、食べ物のアレルギーについてあまり認識がなく、毎日食べている場合もあり、その事による身体の不調は多岐に渡ります。またそれが副腎に負担をかけ、慢性疲労に繋がっているケースも多いのです。
アレルギーと言うと普通思い浮かぶのは、蕎麦を食べて喘息が出るとか、今回のようにピーナッツを食べて呼吸困難になるなどの「即時型アレルギー」というものです。これは、特定の食べものを食べた時に劇的な症状が起こるため、自覚しやすいものです。日本でもアレルギーの検査というとこれに関わるIgE抗体というものをチェックするのが一般的ですね。
しかし、それよりもずっと厄介なのが、IgG抗体による「遅延型アレルギー」と呼ばれるものです。
これは反応が出るのが遅いタイプのアレルギーで、原因となる食物を食べた後、早くて数時間後、遅いと数日後に反応が起こります。またある程度の期間持続する場合もあるタイプで、その症状というのが、じんわりと表れたり、体調によって違ったり、食べる量や密度、食べた期間などによっても違うなど、かなり様々な症状の出方をするのです。
これが厄介。
この遅延型アレルギーには、毎日食べている食材(小麦、乳製品、大豆など)も含まれており、毎日、知らず知らずにアレルゲンを口にし、常に副腎に負担をかけている人がけっこう多いのです。
この食物アレルギーについてはまた別の機会でくわしく話しますが、気になる人はIgGという検査を行ってみてください。
日本の病院では行われていないので、アメリカの検査機関に送る形になりますが、やってみて損はないと思います。
もし食物アレルギーがあったら、その除外食をするだけで現在悩んでいる身体の不調がとれてしまうかもしれません。
さて、話が大分脱線しましたが・・・アレルギーは怖い!というお話でした。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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参考:
Man died an hour after being treated for peanut allergy
By Georgina O’Halloran
Saturday April 25 2009