今日は、私たちカイロプラクター向けのお話。
たしかに私自身も興味深い話題です。
2009年7月に発表された論文の中に「全然現れない患者さんに対して」という題名でドタキャンをする患者さんに対しての対処法を書いてあるものがありました。
この論文では、患者さんからキャンセルが入るということは、もちろん収入面、あなたの時間、そして今の経済状況では、かなりの痛手になってしまうと述べています。
たしかに!
そして統計を摂ってみると・・・今の経済不況の中で、患者数が5%、大きいところで20%も減ってしまったところもあるそう。患者さんの財布の紐がなかなか緩まなくなってきたということも確かで、治療頻度を少なくする、治療間隔を長くする人も多くなってきたというのです。
私自身もそういった現実はあるのではないかと、受け止めています。日々の臨床の中で、5年前と比べても治療を長く受け続ける人が少なくなってきたかもしれません。
そこで・・・
この論文のドタキャンをする患者さんに対しての対処法!
1.患者さんにアポイントタイムを選ばせる
その人の一番いい時間を選んでもらった方が、その人が来るという確率が高かったそう。患者さん自身が日時を選ぶ時、様々な予定を調整しながらその時間を決めているので、私たちが提示する時間で来てもらうより、キャンセルが少なくなるようです。
2.1〜2日前にその患者さんに電話する
「2日目のアポイントは何時になっていますが、大丈夫ですか?」と聞く。
3.急にでも来院できる人をリストアップしておく
最後の時間が急に空いたときなどに、そのリストの人に電話をして来てもらうことができたら、時間の有効活用ができる。
4.ブラックリストを作る
おかしな人はキャンセルなどを何回も繰り返すパターンがあるので、スタッフの人にも注意を呼びかける。
5.ダブルブッキングのようなことをするといい
患者さんが少ない時間は詰めてとった方が良い。
6.電話でキャンセルということをしない患者さんに対しては、ペナルティフィーを支払ってもらう
ペナルティーがないと、そういうことが当たり前になってしまうことがある。
7.前もって電話をくれた人には、感謝の気持ちをもって対応する
8.なぜ患者さんがドタキャンしたのか、理由を考えてみる
中には?なものもありますが、私たちは常にこういったことは考えなければいけない状況に立たされるので、参考になります。
中でも患者さんの好きな時間を選ばせるというのは、おもしろい提案だと思いました。
営業のためとか治療院の経営のためとかいうと、患者さんの次の予約に対してはシビアになる治療院が多いと思いますし、そういったことで利益をあげているところも確かにあります。
一番良いのは、患者さんの悩んでいる症状が治るために必要な治療期間・回数を、嘘なく明確に提示してあげることだと思います。
その中で、患者さんが一番良い時間を選んでいけば良いのではないでしょうか。
私たちがカイロプラクティックをやっている理由は・・・
患者さんの痛みや悩みを取り除きたいのはもとより、さらに健康になってほしいという気持ちが原点にあるから。
私は、その気持ちに素直に話をすることが一番だと思っています。
できれば、あまり経営のことなく自然体で接することができれば一番なのですが・・・。
ねぇ。笑。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。
カイロプラクティックケアを希望する方 CONTACT
麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA
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参考文献:
Best Ways to Deal With No-Shows
Elizabeth Woodcock, MBA
Authors and Disclosures
Posted: 07/14/2009