関節について|膝の痛みをかばう人

 

みなさん、今年の夏はどのように過ごしていますか?

私の家の近所でも盆踊りやお祭りが開催され、夏気分満載です。花火大会も各地で開催されていますが、明日は家の近くであるので、枝豆などを持って夏の夜を楽しみたいと思います。

 
 

さて今日は昨日に引き続き、骨のはなし第2弾です。

 

昨日のblogはこちら↓

 
 
 
 
 

関節があるから運動ができる!

 
 

骨はみなさんご存知の通り、硬いですよね。硬くて壊されなければ曲がりません。
しかし、これでは身体はまったく動かないので、骨と骨同士を曲げやすい結合組織で固定しています。これが関節なのです。
関節があるからたいがいある程度の運動ができるようになります。もしこれまでに関節を痛めたことがあれば、膝にギブスを巻いて歩いたり、指に副木を付けたまま扉のハンドルを回すのがどんなに難しいかわかるでしょう。

身体の多数の関節が運動を可能にしています。

 
 
 

カイロプラクティックでは、関節を研究する学問「関節学 arthrology」や人体の運動を研究する「運動学 kinesiology」を重要視しています。

 
 
 

身体の関節の形には様々あり、その構造が関節の強さと柔軟性を決めています。

極端な例としては、あまり自由に動けないが、非常に丈夫な関節もあれば、かなり自由に動けるが、あまり丈夫でない関節もあります。
一般に、骨同士の接点が近ければ近いほど関節が強くなります。しっかりと連結した関節では、運動は明らかに制限されます。逆にゆるく連結すればするほど関節の運動性が大きくなります。
しかしながら、ゆるく連結した関節では骨が正常な位置からずれる脱臼も起きやすくなってしまいます。

 
 

関節での運動は ①連結する骨の形 ②骨と骨の間を連結する靱帯の柔軟性(緊張の度合い) ③関連する筋肉と腱の緊張性度合 で決定されます。

 
 

人によっても関節の柔軟性は違いますよね。一般的には柔軟性はある方が良いと言われています。
ただ柔らかすぎても問題がある場合もあります。バレエや体操の選手、また柔軟性が高い子供に怪我が多いのも支持組織が弱い場合がけっこうあるんです。
適度な強さと柔らかさを持った関節がベストなんですね。

 

また関節の柔軟性は、ホルモンによっても影響を受ける場合があります。
例えば、妊娠の末期、女性から分泌されるリラキシンというホルモンは恥骨結合の線維軟骨の柔軟性を増加させ、仙骨、寛骨、尾骨間(全て骨盤)の靱帯をゆるめる働きがあります。これは分娩するために骨盤の出口を大きくするのに役立っていますが、この時期、骨盤周りの関節はゆるくなり、不安定な状況となります。
妊娠前後・出産後の腰痛や股関節の痛み(違和感、開きずらい)、恥骨の痛みはこのことが大きく関わっていると言ってよいでしょう。

 
 
 
 
 

関節の動きが固いと起こる身体の痛みとは!?

 

 

カイロプラクティックは、この関節の異常な動き(硬い、ゆるい)を正確に見極めて、関節の正常な動きを取り戻してあげることに重点をおいています。
多くの場合、関節の動きが固い hypomobilityにより、問題が起こっていることがほとんどで、そこから起こる問題は本当にさまざまな筋肉骨格系の疾患につながっています。

 

 

肩コリ

腰痛

背部痛

手や足のシビ

椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄症

膝・股関節の痛み

手首・足首の問題

寝違い

頭痛

・・・・

 

また、関節の動きがゆるい hypermobilityの場合もあります。

これには先ほど述べた妊娠によるホルモンの影響の場合もありますが、関節の使い過ぎや急な衝撃、事故、怪我、ストレスなどによっても起こり得ます。この場合にも、関節部の違和感や関節まわりの筋肉の過緊張を作りだし、痛みにつながる場合も多くなります。

 

自分でできることと言えば、基本的には関節が硬い場合には毎日のストレッチ運動が有効で、関節の動きがゆるい場合にはテープやベルト・サポーターによる固定(約3~4週間)が必要になります。

ただ痛みが伴う場合には早めに専門医・カイロプラクターに見てもらうことをお勧めします。

 

 

Information

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ
 
私は・・・
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本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の施術をするアメリカ生まれのヘルスケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の施術はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する施術を行うことができます。
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Thank you for reading to the end.