今日は、あまりみかけない稀な症例です。

ただ、私も10年の臨床で5人くらいは見ているので、なかなか治らない痺れには関わっているかもしれません。
この方は、数週間前から子供と遊んでいたら、腰が痛くなり、大分つらかったようなのですが、それが治ってくると今度は足の親指と人差し指の腹側のシビレが気になるようになったというのです。

 

 

 

足の指のシビレは、中足骨の問題!?

神経的な検査をしていくと、たしかに親指と人差し指の腹の異常感覚(シビレ)はありましたが、神経根(腰の神経の出てくる根元)からの問題ではなさそうでした。
そこで、足首や指をさまざまな方向に動かしながらシビレがなくなるポジションを探っていきました。
そうすると、外反母趾を緩める方向と足の横アーチ(ヒールを履くとなくなる)をつける方向に動かすと指のシビレが緩和したのです。

 

この問題は、中足骨という足の指の骨がぐっと下に押し出てしまったことで、足の裏にある末梢神経(指先までいく細い神経)を圧迫してしまったことにあります。また外反母趾がその負担を強めていました。
男性なのですが、聞いてみると若い頃にも外反母趾でお医者さんにかかったことがあるとのことでした。

 

治療は、変位してしまった中足骨を戻すようなカイロプラクティック治療を行い、親指に関してもなるべく外反母趾とは逆方向に動かすようにしました。
その後、横アーチをつけるようなモビリゼーション(関節を動かすテクニック)を行い、最後に外反母指用のテーピングをして終了です。

 

治療後は、足のシビレが大分よくなって良い感じでしたよ^^。

 

 

 

今日のpoint

今回の足の指のシビレの原因は、「日々の足のポジションにより、中足骨が変位してしまい、足の裏を走っている末梢神経を圧迫してしまったことと外反母趾」でした~。

このケースは、ハイヒールを履く女性によくみられると言われていますが、私の臨床では男女比、半々くらいですね。大抵足のシビレで病院に行くと、レントゲンやMRIでヘルニアとか脊柱管狭窄症とか言われますが、それ以外にシビレを起こる原因はたくさんあるのです。

病院に行ってもよくならないケースでお困りの方。
是非いらしてください。

 

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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