今日は、典型的な炭水化物不耐症の方の紹介です(30代男性)。
この方は、趣味で自転車のロードレースに出ており、どうしても左足の筋肉の張りや足首が固いことが気になって来院されました。さすがにスポーツをやっているので、ストレッチや筋肉をほぐしたりはしているようなのですが、どうも歩いたりしていても痛くなることが多いそうです。
甘い食生活がその痛みを作っていた!?
まず姿勢を見ていくと、左足に重心がかけられないのか、左骨盤、左肩、左耳と全て左上がりの姿勢をしていました。この場合に考えられるのは左のお尻の筋肉などの弱さです。
その次に、左の筋肉の筋力をチェックしていきます。そうすると、全体的に力が入りづらく、モモの筋肉やスネの辺りは緊張しているようですが、うまく力が入れられない状況でした。全体のバランスでは、膵臓の機能低下が見られたのです。
試しに、膵臓の栄養素であげられる亜鉛を口に含ませてみると、全体的な筋力低下が瞬時に改善しました。
そこで食生活の話を詳しく聞いたところ、アメやコーラ、チョコレートなどを毎日どか食いしているとのこと。これはまずいですね。当然、膵臓は血糖値を下げるのに過労働に陥り、膵臓疲労により左半身は調子が悪くなると言われています。
治療は、膵臓の機能アップの治療をメインで行いました。リンパや関節、血流などを改善させていきます。また全身の背骨のバランスをしっかりとるようにアプローチして終了です。
もちろん食事の指導もさせていただきましたよ^^。
次のセッションでは、大分調子が良いとの話を伺うことができました。
しかし、検査上ではまだ血糖ストレスがありそうな所見だったので、食事の中の炭水化物の比率をもう少し抑えるよう、また未精製の穀類をとってもらえるようにアドバイスしました。
今日のpoint
今回の左足の不調の原因は、「甘いものを摂り過ぎる食生活により、膵臓疲労が起こったため」でした~。
膵臓が疲労すると他の臓器に影響し、それら内臓に関わる筋肉に機能低下が生じます。その状態で運動しているとさらに筋肉に負担がかかり、筋肉や関節が悲鳴をあげてしまうのですね。
この状態が続くともっとひどくなることもあるので、早目にきて頂いて良かったです。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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