昨日に続いてハードトレーニングによる身体の不調第二弾!
この方(60代女性)は、ここ1年くらいランニングを趣味で楽しんでいたそうなのですが、1ヵ月程前から走ると左の腿の付け根辺りが痛くなるということで・・・。一時期走るのをやめたら良くなったそうですが、走り始めたらまた痛みが再発したそう。朝の寝起き時にも痛むことはあるようですが、歩くぐらいであれば痛みはさほどないとのことでした。
その他、ここ半年くらいは、左のふくらはぎの痛みが出たり、膝も重かったりと足の故障が絶えないようです。
カラダを酷使するような運動をしていると・・・
姿勢では、骨盤が左に回旋している様子がみられ、股関節を持ち上げる左下腹部の筋肉が弱くなっていました。またこの筋肉が硬くなっていることで股関節の動きまでも制限されていたのです。その他、左半身特に足まわりの筋肉が筋力低下を起こしていて、副腎機能が低下していました。
運動量について再度聞いてみると、1日おきにランニングする以外にもスポーツジムに通っており、かなりハードなエアロビのエクササイズやピラティスなどを週に5回行っているということで、身体を全く休めてない様子が伺えました。
まずは、原因となっている左下腹部の筋肉の硬い部分を取り除くように緩めていきました。股関節がひっかかりなく動かせるまで筋肉の柔軟性を戻してあげると、股関節の動きによる痛みは大分なくなったようです。その後、副腎に対する機能アップの治療と関わる背骨の関節と骨盤部を治療して終了です。
最後に、なるべくハードな運動はしばらくお休みして、ランニングをする時も、心拍数をあまりあげないトレーニング方法をアドバイスさせてもらいました。
今日のpoint
足の付け根の痛みの原因は、「ハードなトレーニングにより、副腎に関わる足の筋肉が弱化し、それによって股関節や下腹部の筋肉に負担がかかったこと」でした〜。
筋力トレーニングのようなハードな無酸素系の運動は、身体のエネルギー効率が悪く、さらに活性酸素による組織破壊を起こしやすくなります。また大切な栄養を過剰に消費するものとも言えるのです。この方の場合はとくにインターバルを空けずに毎日のようにハードなトレーニングを行っていたので、大分身体に負担がかかっていたようでした。その結果、副腎に関わる足の筋肉に筋力低下が生じ、足を支えている股関節及び下腹部の筋肉に余計なストレスがかかったことが考えられます。また足の故障も多発していました。
こういったトレーニングを続けていると故障続きの身体になってしまうことも考えられます。もし無酸素系の運動を行うのであっても、その前に強度の低い運動をある期間続け、しっかりとした基礎が出来上がった上で行うのがベストでしょう。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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