今日は、症状は至って普通の腰痛や肩こりが、食物アレルギーからきていたケースを紹介していきますね(30代女性)。
この方は、産後から腰痛がよく起こるようになったと言って来院されました。また子供の頃から慢性的に肩こり持ちで、最近は疲れが溜まると背中がとてもだるくなるそうです。また疲れやすく、安静にしていてもたまに胸が痛いことがあるということでした。
合わない食べ物がカラダ全体のバランスを崩す!
検査をしていくと骨盤の傾きがあったり、背中の筋肉の張りや背骨の柔軟性が落ちていましたが、何よりも左半身全体の筋力低下が顕著に現れていました。こういう片側だけ筋力低下が起きる場合は、内分泌系のバランスが崩れていることが多いのですが、チェックすると副腎機能や胸腺などの免疫に関わる部分の機能低下が見られ、何かにアレルギー反応が出ていることが予想されたのです。
また、骨盤の関節が不安定になっていることや靭帯の支持性が弱いことから、長期にわたって副腎を酷使したことで、ホルモン分泌が異常になっているのではないかと思われました。怪しいと思ったので、用意してあった乳や小麦、大豆などの食サンプルでアレルギーチェックを行うと、小麦で陽性反応が出ました。
このケースは、まさに小麦グルテンのアレルギーもしくは過敏症があり、毎日摂取している小麦製品によって免疫機能や胃腸の状態が悪化し、そこに関わる筋肉に筋力低下、そして関節にも機能障害が起こったものです。
ある一部の臓器が機能低下を起こすと、他の関連する臓器にも負担がかかります。こうやってホルモンバランスや内分泌系が乱れると、背骨や頭蓋骨などにも機能障害が生じるのですね。カイロプラクティックでは、もちろん得意の背骨の機能障害に関する治療はしっかりと行いますが、それ以外でも内臓マニピュレーション(内臓の機能、動きを回復させる)や頭蓋骨の調整、リンパの流れを使って全身のバランスを整えていきます。
この方へは、食生活のアドバイス(小麦をまず2週間避けて状態を見る、その後無理のないように小麦のローテーションダイエットのメニュー)を行いました。治療と2週間の小麦除去食で、いままで悩まされていた肩こりや腰痛、背部痛は全くなくなったようです^^
その後は、小麦抜きがストレスにならないよううまくローテーションで毎日のメニューを考えてもらっています。
今日のpoint
今回の腰痛と肩こりの原因は、「小麦製品の摂取によりカラダの免疫や内分泌系が乱れ、それが筋肉や関節の働きにも影響を及ぼしてしまったこと」でした〜。
食物アレルギーや過敏症の症状に、こういった肩こりや背部痛はよくあることです。また突然くるような胸の痛みなども珍しいことではありません。アレルギー物質に毎日触れることが、これだけ身体のバランスを崩し、筋肉骨格系、強いては精神面まで影響するのですから、何も不思議なことではありませんね^^。
実際には、IgGなどのアレルギー検査を受けてみると正確ですが、カイロプラクティックにおけるこういった検査も術者が熟練したものであることが前提ですが、ある程度正確な結果が出るのではないかと私は思っています。その後、食生活を2週間変えてみて変化を観察することは必要ですが、実際身体の様々な状態をチェックすることができ、その根拠の上でアレルギーチェックを行うことができるカイロプラクティックのアプライドキネシオロジーはかなりパワフルな検査法でしょう。
あまり一般的には知られていませんし、やっている人も少ないかもしれませんが、これから少しずつ知られていくと良いなぁと思っています。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。
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麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA
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