頭痛は日常生活で最も多くみられる症状の一つですが、私たちにとってその頭痛が危険のあるものなのか否かということは非常に重要です。
これらの危険な頭痛の中には、基礎疾患を早急、的確に把握して、その救急処置がなされなければ生死に関わるものがあります。ここでは、そういった頭痛を見逃さないように、みなさんにもその「キケンな頭痛の徴候」を紹介しておきましょう。
キケンな頭痛の徴候
今までにない激しい頭痛が突発
最近、頭痛の頻度や強さに重大な変化があった（慢性頭痛の急性転化）
徐々に増悪する頭痛
長時間続く頭痛（２４時間以上休まず続く）
持続する限局痛
病的な神経学的症状や徴候が進行する
労作、咳、くしゃみ、排便時の力み、性行為、かがむ、腰を曲げる等に伴って頭痛が発現
目が覚めているときに最もひどい頭痛
傾眠
嘔吐
意識の突然の悪化（意識不鮮明・記憶障害）
慢性倦怠感・筋痛・関節痛
痙攣
徐脈
頚部硬直
発熱
乳頭浮腫
不均等な瞳孔の大きさ
眼振（目が振れる）
進行性視覚障害
脱力感・動作のぎこちなさ・平衡障害
５０歳以降にはじめて頭痛が発現
精神的な変化（痴呆、性格の変化、無関心）
てんかん発作
ここに書いてあるのは、「キケンな頭痛の徴候」でもあり、重大な疾患につながる可能性もあるので、すぐに専門医の診察を受けるべきでしょう。
とくに「今までにない強い頭痛」や「とつぜん殴られたような激しい頭痛」などはレッドフラッグサインとも言われ、くも膜下出血や脳出血の可能性があるので、緊急に診てもらう必要があります。
また「急性に進行するような頭痛」では、熱を伴うような髄膜炎、「徐々に増悪するような頭痛」では、脳腫瘍などの可能性もあります。
この図で見てみると危険な兆候があった場合や、頭痛が増悪するような場合は、すぐに専門医の検査を受けた方がいいということですね。
みなさんもまわりでこういうような人をみたらすぐに対処できるようにしておきましょう。
早急な対処がその人の命を救うことになるかもしれません。
簡単に、どの兆候がどんな頭痛につながるか述べておきましょう。
＜いままでにない激しい頭痛が突発する場合＞
これはくも膜下出血や髄膜脳炎の疑いを示します。これらの疾患は、きわめて突発的に発現することがあります。
＜徐々に増悪する頭痛の場合＞
これは、頭蓋内圧亢進（脳腫瘍、硬膜下血腫）などの徐々に増悪する頭蓋内疾患や、側頭動脈炎など徐々に増悪する頭蓋外疾患の疑いを示します。徐々に増悪する頭痛には、CTスキャンやMRIなどの各種検査が必要になります。
＜労作、緊張、咳、性行為後に頭痛が発現する場合＞
血管性頭痛は、これらすべてにより増悪することがあるが、くも膜下出血や、時に頭蓋内圧亢進でもみられることがあります。したがって、万全を期すことが重要 で、頭痛が労作により誘発されたり、増悪する場合は、CTスキャンやMRIなどの画像診断を受けることが必要でしょう。
＜随伴症状のある場合＞
意識状態の変化（傾眠、意識不鮮明、記憶障害）、局所神経兆候、あるいは発熱、関節痛、筋肉痛などの全身所見は、いずれも器質的疾患の可能性を示します。これらの症状はいずれも、十分な検査が必要でしょう。
＜５０歳以降にはじめて頭痛が発言した場合＞
この場合、器質的疾患が否定されるまでは、重大な疾患の症状と考えたほうがいいかもしれません。というのも、片頭痛、群発性頭痛、緊張性頭痛などの良性機能性頭痛のほとんどは中年期以前に発症するからです。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
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