今日は、いくつかケースをあげている中でも珍しい逆流性食道炎のケースです。この方(20代女性)は、ここ何日か喉の違和感があり、お医者さんに言ったら軽い逆流性食道炎だと言われ、薬をもらって少し良くなったがまだ完全ではないということで来院されました。
横隔膜の働きと食道括約筋の問題が逆流性食道炎につながる!?
まず、食道と胃の境部分(ちょうど胃の噴門部あたり)を触っていくと確かに張り感があり、その部分を上に押し上げるように押圧すると違和感と痛みが現れました。また横隔膜が少しひろがっているような感じがあり、腸腰筋(下腹部の筋肉)も大分緊張していたので、横隔膜が弱化しているのは明らかでした。シンガーの方だったので、お話を聞いてみると毎日横隔膜を動かす練習や特別な呼吸法(横隔膜を下げて、背筋を使って肺も前後に広げるような)をやっており、特にこの2週間ぐらいはオーディションの前で酷使していたようです。
治療は、横隔膜に沿ってまず筋肉の硬い部分を取り除くように丁寧に治療していきました。それが終わると次に食道括約筋についても少し硬い部分があったので、治療を施し、さらに食道と胃が近づいて緊張していたので、ストレッチしながら、引き延ばすようにしていきました。またその後両サイドの腸腰筋のバランスを取っていき、全身の背骨についてもカイロプラクティック治療を行いました。
次にご来院された時には、喉の違和感はなくなったようで良かったです^^。
今日のpoint
今回の喉の違和感は、「横隔膜の筋疲労により、食道括約筋(横隔膜とともに食道と胃の境で、逆流を防いでいる)も緩んでしまい、弁の働きが出来ず胃酸が逆流したため」でした〜。
歌やこういった呼吸により、横隔膜の機能障害が起こり、それが逆流性食道炎につながったケースは私も初めて診ましたが、逆流性食道炎を治療していく上で、食道括約筋とそれを補助して働く横隔膜の働きは非常に重要です。私の臨床でも食道についての治療をし、食事内容を改善してもらっても完全に治らない方に横隔膜の治療をすると、予後がとても良いですね。
なかなか治らない逆流性食道炎でお悩みの方は、一度ご相談くださいね^^。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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