さて、今日は変形性膝関節症で、すり減ってしまうと言われている軟骨に少し焦点をあててみたいと思います。

 

 

クッションの役割の軟骨

まず骨と軟骨の違いを見てみましょう。

 

<骨>
主成分:コラーゲン/カルシウム
神経と血管が通っている

<軟骨>
主成分:コラーゲン/プロテオグリカン/水
神経と血管が通っていない

 

骨と骨が相対している部分を関節と言います。その相対する骨の先端に「軟骨」があります。
この関節内で接する骨と骨の表面を覆っている「軟骨」は一体どんな役割をしているのでしょう。

それはいわゆる「クッション」のような役割なのです。
スポンジをイメージしてもらうとわかりやすいと思いますが、重心をかけると軟骨からヒアルロン酸が出て、体重をはずすと軟骨にヒアルロン酸が吸収されるというように、関節部にかかる衝撃を吸収するクッションのような役割をしています。

 

そして軟骨はコラーゲン、コンドロイチンといった弾力性や保湿性に富んだ成分でできていて、クッションの役割のほかにもカルシウムを骨に吸着させる働きもしています。

軟骨の内部はコラーゲンが繊維状にびっしり詰まっています。
もしこの様子が見てみたければ、骨つきの鶏肉を食べて、骨だけの状態にしてみてください。
骨の先端部分の肉はしっかり綺麗に食べて、そこに少し包丁で切れ目を入れてみましょう。無数のコラーゲン線維がそこにみられると思います。

 

そしてこれらの軟骨成分は、老化とともに体内での合成能力が衰え、減少してしまうのです。だから体内で糖から合成していくには時間のかかる「グルコサミン」などをサプリメントで摂るようなことをしているのですね。

変形性膝関節症は、このクッションである「軟骨」の水分がなくなり、硬くなってしまっている状態です。歩くたびに、軟骨と軟骨がすり減って、消しゴムのようにスリカスが出ます。それを免疫細胞が異物と認め、炎症をも起こしてしまうのです。

 

 

K.K.

 

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