今日紹介するのは、背中の痛みの症状でよくあるパターンのケースです^^。

この方は、先週仕事中に異常に左の背中が痛かったということで来院されました。今は落ち着いているとのことですが、そのときはかなりきつかったようです。

 

 

デスクワークで肩が前に出ていると背中も痛くなる

検査をしていくと、左肩が前方に出ており、左の胸の筋肉の緊張と、左の肩甲骨内側の筋肉の弱化がみられました。要は前側が強く緊張しており、後側は弱く機能が低下している状態だったのです。
また左右ともに背中の大きな筋肉がうまく使えない感じがあり、これも猫背の姿勢を強調しているものでした。
もちろんそれに伴い背中の関節が固くなっていたのは言うまでもありません。

 

肩こりや背中の痛みは、このパターンで起こることがほとんどと言っても良いくらいで、デスクワーク時の姿勢がこの筋バランスをより強いものにしています。猫背の姿勢によりずっと引き伸ばされた背中の筋肉は血流が悪くなり、固くなってしまうのですね。
治療ではまず、背中の筋肉の硬い部分を取り除くように押圧し、肩甲骨の動きをつけていきます。また前方の胸の筋肉は過緊張しているので、ストレッチしながら筋膜を伸ばしていくようにアプローチしました。
その後背中の固くなってしまった関節をしっかり動かし、正しい姿勢がとれるように変えていきました。

治療後は大分、姿勢も良くなり、違和感もなくなったようです^^。

 

 

今日のpoint

今回の背中の痛みの原因は、「デスクワーク時に、肩が前方に出る姿勢をとっていたため、背中の筋肉はずっと伸ばされた状態におかれ、血流も悪くなり筋線維に負担がかかってしまったから」でした~。

このようにして起こった背中の痛みは、痛い部分の背中の筋肉をマッサージしてもなかなか取れてきません。それよりもまずは緊張してしまっている胸の筋肉をしっかりとストレッチをして伸ばすことです。これによって肩の位置が正常になり、背中の筋肉の負担が減ってくるのですね。そしてデスクワーク時に、身体を丸めないよう工夫することも重要ですね。

 

 

K.K.

 

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