今日は、肩が上がらないケースでけっこう見られる筋肉の問題についてお話していきます。
この方は、初めは転んで肋骨と肩を痛め、その後、回復してきたものの肩が上がらなくなり来院されました。肩の損傷部位や筋肉を治療して大分よくなってきた段階でのお話です。
肩を外旋していく筋肉の問題!?
治療5回程で、肩の痛みは日常生活でほぼ感じなくなってきたようですが、最後肩をあげる動きがまだぎこちないようでした。
検査をしていくと、やはり肩を上げる筋力を検査すると普段感じない痛みがあり、力が入りませんでした。また肩甲骨部に筋肉の圧痛部位があり、その筋肉は肩を外側に捻っていくような筋肉だったのです。肩にはたくさんの筋肉がかかわってきますが、このような肩を外旋、内旋させていく筋肉は問題を起こしやすいと思います。この方の場合もこれらの筋肉のバランスがかなり崩れていました。またそれ以外に鎖骨と肩甲骨が合わさる関節の動きも悪くなっていました。
治療では、まず緊張している肩の内旋筋(内側に捻る筋肉)を押しながら肩を動かしてもらい緩めていきます。その後今度は肩の外旋筋(外側に捻る筋肉)の筋肉付着部の圧痛部位や硬い硬結部分を丁寧に取り除くようにケアしました。そうすると大分肩をあげていく動作に力が入るようになってきたので、後は関節の治療をしっかりと行い治療終了です。
治療後には、明らかに肩がスムーズに上がるようになり、ご本人もかなり楽になったことを実感してらっしゃいました。
今日のpoint
今回の肩の痛みの原因は、「肩を回旋させていく筋肉を痛めて、肩の動きに問題が起こっていたため」でした〜。
私の臨床でもこの肩を回旋させる筋肉の問題だけで、肩を上げる動作に問題が起こるケースが多くみられます。
肩の症状がなかなか良くならない方は思い当たる方は、一度是非ご相談くださいね。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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