今日は、思ってもみないことから肩こりが起こっていたケースを紹介します(30代女性)。
この方は、以前から慢性的に首・肩こりがあり、最近寒くなってきたからか、肩、背中の張りが強い気がするということでした。またどちらかというと左側の方がより痛みがあるとのことで、触診すると左の肩甲骨内側の筋肉(菱形筋)が硬くなっており、筋力低下もみられました。また左側の胸の筋肉についても筋力低下があり、左肩も上がっていました。
これらの筋肉で共通なのは、どちらも肝臓に関わる筋肉であるということ。たしかに肝臓を触診してみると、硬さがあり、やや肥大していたのです。
肝臓の機能低下は肩に張りを作る
まず通常の筋肉に対する治療(筋繊維の硬い部分を取り除く、リンパのポイントの刺激など)を行い、首~背中にかけての背骨の関節治療を行いました。また肝臓に関わるリンパのポイントを刺激し、やさしく肝臓に触れて呼吸や咳をつかって緩めるような治療を行いました。治療後には筋力が元に戻り、姿勢も改善しました。肝臓に負担をかけるようなことについての質問をしてみると、お酒は飲まないが外食が続いていたこと、ストレスがかかっていたことなどがわかりました。
今日のpoint
今回の肩こりの原因は、「外食が続いていたり、ストレスがかかるような日常で肝臓に負担がかかっていたことで、肝臓に関わる筋肉が問題を起こし、それに伴う肩の張りが出てきたこと」でした〜。
肝臓の関わる筋肉は、肩周りの筋肉です。もし、普段筋肉に負担をかけるようなことをしていなかったとしても、関わる臓器が疲労していたりしても筋肉は影響を受けて、筋力低下を起こしたり、硬くなることがあります。この方の場合は、普段お酒は飲まないので、それ以外の理由(精製・加工された食品を摂ること、ストレス)が肝臓に負担をかけ、その影響が筋肉に出ていたと考えられます。この場合は、肝機能を上げるような治療とその臓器に関わる栄養素及び生活指導などが必要になってきます。
みなさんの普段感じている肩こりがもしかしたら、こういった原因で出てきている可能性もあります。普段から肩こりが出現する状況をチェックしておくのも原因を考える助けになりますね。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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