今日紹介するのは、肩こりとは違うのですが、首のつっぱり感がなかなか取れなかった方のケースについてです。

 

50代女性の方ですが、7~8年前にダンスをしていて前のめりで転んでから、ずっと首の張り感があるということで、特に痛みはないが、突っ張る感じがずっと取れないということでした。

 

 

首を支えてくれている関節

検査をしていくと、もちろん首の筋肉のアンバランスもみられましたが、特に首の一番上(後頭骨と頸椎1番の間の関節)と首の一番下(頸椎7番と胸椎1番の間の関節)が非常に固く、それが首全体に負担をかけていることがわかりました。

このケースは、シンプルに後頭骨と頸椎の関節の長年に渡る問題が、首全体に負担をかけているものだったので、しっかりと関節を動かす治療を行いました。首の関節治療を行うとそれだけで、大分首全体がゆるみ、本人もそれを自覚していました。

あとは、良い状態が長持ちするように筋バランスを整え、首回りのストレッチをアドバイスさせて頂き、治療が終了です。

 

 

今日のpoint

首のつっぱり感の原因は、「首を支えている一番上と下の関節が固まってしまっていたこと」でした〜。

「首の一番上の関節部分」は首と肩まわりの筋肉が付着してくる部分で、「首の一番下の関節部分」はデスクワークなどで頭部が前方に出ている姿勢をとっていると一番負担がかかる部分です。そう聞いただけでも、肩こりや首の痛みに深く関わりがあることがわかるのではないでしょうか?

この部分の治療をしてあげるだけでも、大分首や肩こりが楽になる人が多いです。それだけこの場所に問題を持っている人が多いということでもありますね。

 

 

K.K.

 

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