今日は、炭水化物の摂り過ぎによって腰痛、お尻の痛みが出ていたケースを紹介していきます。不思議かもしれませんが、これ、よくある問題です。

この方は、2週間前から腰の痛みを感じ、一昨日から座る時に右のお尻が痛く感じるようになったということで来院されました。座るときの痛みはつるような痛みで、足をあげて痛みが走ることもあるそうです。

 

 

 

炭水化物の摂り過ぎで坐骨神経痛!?

検査をしていくと、右のお尻の奥の筋肉「梨状筋」が過度に緊張していることがわかりました。この筋肉の下は坐骨神経が走っており、筋肉の問題がすぐに足のシビレや痛みにつながることもよくあります。

もちろん骨盤も捻れており、股関節の動きが悪いこともわかりました。

 

ただ、気になったのは全身のチェックで膵臓関連の部分が非常に弱くなっていたこと。また消化不良の様子がみられてそれにより右の下腹部の筋力が低下していたのです。

私の臨床では甘いものや炭水化物の摂り過ぎで消化不良を起こしたり、全身のバランスを崩すことはよくみられることです。このことで坐骨神経痛につながっていたりすることもあったぐらいです。
もちろん本人はそんなことには全く気づきませんが。

 

この方の場合も食事のバランスの悪さが、明らかに骨盤や全身のゆがみに繋がっていたのです。
骨盤が傾けば、梨状筋の左右バランスも変わってきますから、それが長期になると腰痛やお尻の痛み、ひどくなればシビレにつながりますよね。

 

治療は膵臓の機能アップの治療、全身の関節治療、お尻の左右バランスの調整などを行い、症状もかなり軽くなったようです。

 

 

 

今日のpoint

今回の腰痛とお尻の痛みの原因は、「炭水化物や甘いものの摂り過ぎにより、全身バランスの崩れ、骨盤の傾きが生じたこと」でした~。

こういった方は、2週間ほど、炭水化物を抜いたテストを行なうとよりよくわかります。
その間、いままで持っていた痛みや症状が明らかになくなれば、炭水化物に反応していた可能性が高いということです。そして2週間終わって、また少しずつ炭水化物を取っていったときに症状がまた出始める手前の量が自分に一番適した糖質の量なのです。

 

 

 

K.K.

 

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