今日は、ストレスなどによる影響が身体の問題を多く引き起こしたケースを紹介していきます。
この方(40代女性)は、全身の疲れとお腹の張りの問題で来院されました。この2ヶ月間は仕事が非常に忙しく、それによる疲れが溜まっていること、そして4ヶ月前から歯の痛みと炎症が続いており、歯医者にも通っている状態ということでした。
炎症のコントロールは副腎が行っている!?
検査をしていくと、副腎(ストレス調整臓器)に関わりのある筋肉に筋力低下がみられました。また免疫に関わる胸腺の機能も低下しており、その他胃酸分泌の低下がみられたのです。またそれらの内臓機能低下に伴い、頭蓋骨や顎関節の問題、背骨バランスの崩れも起こっていました。
治療では、副腎に対するリンパの治療や背骨の関節治療、その他内臓マニュピレーション(アプライドキネシオロジーによる内臓テクニック)を行い、胸腺についても同じように治療を行っていきました。その後、胃に関連する側頭骨や顎関節の治療と食道から胃にかけてのストレッチをして、最後に全身の背骨を調節していきました。
治療後には、全身の状態はかなり改善されたと思います。こういったストレスによる副腎疲労と胃腸の問題、そして炎症性の疾患との関わりは強く、私の中でも副腎や胃腸の働きをアップさせる治療は、とても重要だと考えています。
今日のpoint
今回の全身疲労、お腹の張りの原因は、「長期間の炎症状態(歯)と仕事の忙しさによって副腎にかかる負担が大きくなり、ホルモンバランスの乱れや消化の能力が弱ってしまったこと」でした〜。
副腎という臓器は、炎症をコントロールすることでも知られており、炎症を抑えようとしてコルチゾールというホルモンを作ります。身体で炎症が続けば、副腎へは負担になりますし、逆に副腎が疲労していると炎症がおさまりずらいとも言えます。また副腎は胃酸の分泌にも関わっているので、胃腸の調子が悪くなるのもうなずけます。
私の治療ではこれらのつながりを考えた上で、一番の原因と生活改善に対するアドバイスを行っていきます。こういったことを見れるのは、アプライドキネシオロジストならではですね^^。
K.K.
——————————————————————————————————————–
カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。
カイロプラクティックケアを希望する方 CONTACT
麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA
———————————————————————————————————————