今日は、ストレス調整臓器である副腎が機能低下を起こすことで、起こる症状についてご紹介します。この方(30代女性)は、以前から慢性的な肩こりと定期的な頭痛(月経周期)があり、5日前に仕事から帰宅後、電池が切れたようにベットから動けなくなり、その後2日間頭痛で寝込んでしまったということでした。その後、やはりあまり体調が優れないので、ご来院されたのですが、最近は肩こりや頭痛以外にも頻尿や吹き出物、鬱症状、腹部膨満感などがあるようです。
副腎に負担をかけると身体が全く動けない状態になる!?
初めにお身体、特に内分泌系をチェックしていくと左半身の筋肉が全て筋力低下を起こしており、副腎という臓器が機能低下していることがわかりました。また免疫に関わる胸腺やホルモンの中枢である視床下部、下垂体に関わる頭蓋骨も問題もあったのです。またその他精神的なストレスがある時に、問題が現れる目や鼻の辺りの骨の捻れがありました。もちろん頭蓋骨の問題に付随して後頭部の筋肉は緊張しており、頸椎も大分固くなっていました。
生活の中でのストレスや食事の摂り方などを聞いてみると、仕事(転職して1年)で大きなストレスがかかっていること、また朝はパン一枚、昼はおにぎりなど炭水化物に偏った食生活で、夜は週3、4回飲み会があるとのことでした。さらに飲む時は記憶をなくすまで飲んでしまったり、家に帰るとバタンと寝てしまうような生活だそうです。その他、間食に甘い物をよく摂取し、コーヒーも1日2杯ぐらい飲むとのことでした。
生活面を聞いても明らかに副腎に負担をかける生活していたので、初めにまず副腎の機能をアップさせるリンパのポイントや背骨の関節を使い、治療をしていきました。その後、注意深く呼吸とともに頭蓋骨の調整をしていくことで、大分首周りの筋肉が緩んできたので、頸椎の関節治療も同時に行っていきます。もちろん慢性的な肩こりをお持ちとうことで、背中も全体的に固く、猫背の姿勢をとられていたので、なるべく胸がはれて綺麗な姿勢を取れるようにストレッチや背骨の治療を行いました。
食事については、炭水化物に偏った食事、甘いものの摂取をやめ、野菜、タンパク質、炭水化物の順番で食事をし、野菜やタンパク質のおかずをもっと意識すること、そして食事の間隔が空く場合は、食間にナッツやゆで卵、野菜スティックなどの甘くないものを摂るようにアドバイスしました。また月経に伴う頭痛は、マグネシウムが関わっていることがあります。マグネシウム不足の傾向(足がつる、瞼がピクピクする)もあったので、マグネシウムをサプリメントで摂ってもらうようにしました。その他、ストレスコントロールや食物不耐性、生活面のアドバイスをして終了です。
3〜4回ぐらいの治療を経ていくと大分身体が動くようになってきました。しかし、飲み会が夜遅くまであったり、食生活が安定しないところもあり、継続でお身体のチェックや治療を行っています。
今日のpoint
今回の身体の急激な不調は、「新しい職場での人間関係のストレスや、糖質過剰の食生活、また食物不耐性などが重なり、副腎疲労が起こってしまったこと」でした〜。
副腎は万能の臓器と言われるくらい、身体の様々な調節を行っている臓器です。その働きの中には、ホルモンの生産分泌、免疫、炎症、糖のコントロールに関わる働きのほか、炭水化物と脂質の代謝、たんぱく質と脂質のエネルギーへの変換、脂質の蓄積(特にウエスト周りと顔の頬)、胃酸のコントロールなどなど、多くの機能があり、どれ1つをとっても人間の営みには欠かすことのできない役割があります。こういったことから常日頃から副腎に負担をかけ、副腎を疲れさせてしまうことが、慢性的な症状の背景に隠れていることも少なくありません。
副腎に負担をかけるものとしては・・・
・重金属
・化学物質
・アレルギーを起こす原因物質
・過労
・喫煙
・睡眠不足
・早食い
・精製糖、精製漂白小麦の頻繁な摂取
・運動不足
・薬の継続服用(特に抗生物質、ステロイド剤)
・腐敗した食材の摂取
・カフェインの頻繁な摂取
・恐怖心
・不安
・恒常的な緊張
・肉体的ストレス
・親族友知人の死
・ウィルスや細菌の感染
・多量、頻繁な飲酒
・ ジャンクフード、ファーストフードの頻繁な飲食
があります。
現代ではとても多い副腎疲労症候群。
思い当たる方は、是非一度ご相談ください。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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