お腹の調子case5.2

今日は、ストレスがキッカケで胃腸の不調が始まったというよくあるケース。ただ、その影響が食物アレルギーまで広がってしまった問題です。この方は初め、仕事の部署が変わったことでストレスを溜め、そのことがキッカケか蕁麻疹がスタートし、その後パンやナッツを食べて、動悸や血の気のひく感じが起こったということでした。カイロプラクティックでチェックをし、問題のある食材について除去食を続けてきたことで、大分食べた時の不調はなくなり、体調も改善しましたが、まだいろんな食べ物に反応しやすいことと、体重もなかなか増えてこない状況が続いています。今回は、また体調があまり良くないとのことで来院されました。

 

 

ストレスによって胃の消化不良と食物アレルギーが起こる!?

 

まずお身体をチェックしていくと、副腎(ストレスや免疫に関わる臓器)の機能低下や腸の働きに関わる回盲弁(小腸と大腸の間にある弁)の問題、食道と胃のスパズム(消化不良による緊張状態)、肝臓の負担がありました。またそれ以外にも消化不良によって起こるようなお腹の張りや下腹部の筋肉の硬さがあったのです。さらにチェックすると頭蓋骨の問題(ホルモン調節の中枢でもある脳の下垂体関連)や胃酸の分泌低下もありました。ちなみにこれらは主にカイロプラクティックのAKというテクニックに中の検査でチェックしています。

 

消化不良が起きていることは明らかだったので、治療では、まずそのことによる腸内ガスと腸壁の緊張、そして肝臓負担(腸の調子が悪いと解毒作用を持つ肝臓に負担がかかる)について硬くなっている部分を緩めるようにアプローチしていきました。またこの消化不良は、主にストレスによる副腎疲労とそれに伴う胃酸分泌低下によって起こっていると思われたので、副腎に関わるリンパのポイントや、胃の筋肉、頭蓋骨の調整などをしっかりと行ないました。お話を聞いてみると、除去食はうまく行っているようですが、症状がスタートした時と同じようにまた仕事上でストレスが大きくかかっている時でもあったようです。

 

今日のpoint

今回の体調不良の原因は、「ストレスにより、継続的な副腎への負担、そして交感神経の活性化が起こり、胃腸の機能(特に胃酸分泌)低下が起こったこと」でした。

ストレスは、様々な病気の原因とされますが、みなさんも良くはないとは知りつつ、それが身体にどのぐらい影響があるかを実感している人は少ないかもしれません。今回のケースでは、ストレスがキッカケとなり、ストレス調整臓器である副腎の疲労状態、そしてそこから胃腸不良につながったケースです。長期的なストレスでは、胃酸の分泌は減る傾向にあり、それによってタンパク質の消化分解がスムーズにいかなくなると、新たなアレルギーが発生することがあります。また食物アレルギーによる腸内の炎症が続くと副腎疲労も悪化し、さらに症状がひどくなることもあります。今回もそういったことから、様々な食材に反応が出始め、なかなか胃腸の状態が回復出来ない状況が続いてしまったのです。こうなると栄養の吸収率も落ちてしまうので、体調不良や体重減少が起こってしまうので、厄介な問題でもあります。回復していくのに、カイロプラクティックの治療によって副腎や胃腸の機能をアップしていくのはもちろんのこと、胃腸の消化を助けるような食材、サプリメントのサポートが重要になってくるでしょう。また除去食もしていくのですが、何よりストレスを回避してあげることが大きな回復のキッカケにもなります。

こういった問題では、本当に何年も悩んでいる方が多くいらっしゃいます。カイロプラクティックの治療は、薬も使わず手でゆっくりとでも確実に身体の機能をあげてくれます。こういったことにお悩みの方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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