今日は、小麦のグルテンによって身体の状態が崩れるケースについてお話します。
小麦によって腰痛?なんて思うと思いますが、実際、食べ物を変える、食生活を変えることで腰痛がなくなった、肩こりがなくなったなんて、私の臨床ではザラにありますし、決して珍しいことでもなんでもありません。
この方は、たまに頭痛を伴う慢性的な肩こりと、腰痛、背部痛を訴えて来院されました。腰に関しては、数日前からあまり反れなくなり、最近では膝も痛いということでした。
グルテン過敏症によって身体を崩すと腰痛や肩こりも起こる!?
検査をしていくと、もちろん骨盤関節が固かったり、頚椎の関節も動きが悪かったりはありましたが、それよりも気になったのは、全身のバランスが非常に悪いということ。
姿勢も一方向に傾いており、その原因が左半身の筋肉が全て筋力低下を起こしていることでした。そして筋力低下の原因は調べていくと、副腎の機能低下により、関連筋が低下し、そのことが他の臓器にも影響を与えた結果だと分かったのです。
また副腎以外にも胸腺や胃の状態もあまりよくありませんでした。
副腎や胸腺などの免疫系と胃酸の状態が悪いということから、すぐ連想できるのが、何か合わない食べ物を食べているということ。
その時点で、普段良く食べているものから、乳と小麦、大豆をチョイスし、アプライドキネシオロジーの栄養チェックで、それらを口に含みチェックしていきました。そのところ、小麦で陽性反応が出たので、小麦のグルテンに反応して、副腎に負担がかかっていることがわかったのですね。
治療は、副腎や胸腺などを機能アップしていく治療、そして胃酸と関わる頭蓋骨の問題の調整、こういうときによくあらわれる逆流性食道炎の兆候を緩和するための治療など内分泌系の治療をしっかり行いました。これによって全身の傾きやバランスが全て綺麗になりました。腰や肩こりも触った感じが治療前と全然違うのです。
もちろん、これだけではなく、関節や筋肉に対しても治療はしましたが^^。
最後になるべく小麦を除去するもしくはローテーションダイエットを考えてもらうような食事を試してもらうように指導しました。小麦で注意しなければならないのは、その食生活自体がストレスにならないようにすることですね。
日本ではまさにこの小麦が使われている食材がほとんどなので、避けるとなるとそれなりの努力が必要になるからです。しかし、やっただけの努力は報われます。
それもそう、この方もその後は肩こりや腰痛は一切なくなったようですから。
今日のpoint
今回の肩こりや頭痛、腰痛の原因は、「小麦グルテン過敏症によって副腎に負担がかかり、全身のバランスを崩したことで、筋肉骨格系にもそれが大きく影響したこと」でした~。
みなさんは信じられないかもしれないですが、この問題によって身体に不調が起こっている人、本当多いですよ。もちろん全てがそれだとはいいませんが、腰痛や肩こりの原因がこういったところにあることもあるということ、それを覚えておいてもらいたいのです。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。
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