オメガ6と3の話はたくさんしてきたので、今日はオメガ9の話をしていきましょう!
オリーブオイルは悪玉コレステロールを下げる!
動物性脂肪に対して、菜種やコーン、ベニバナ、フラックス(亜麻)などの植物性脂肪の油に含まれるものを「不飽和脂肪酸」と呼んでいましたよね。そして「不飽和脂肪酸」は、炭素が連なった鎖に水素がところどころ抜け落ちている構造をしていました。その中で水素の穴が一つだけあるものが「一価不飽和脂肪酸」、水素の穴が複数あるものが「多価不飽和脂肪酸」でした。
さて、一価不飽和脂肪酸は、水素の穴が炭素の鎖の先頭にあるカルボキシル基から9番目にあるので、「オメガ9」とも呼ばれています。このオメガ9、穴が一カ所しかなく、不飽和脂肪酸の中ではもっとも融点が高くて酸化しにくいため、加熱調理に向くと言われています。そしてオメガ9の代表とも言える脂肪酸が「オレイン酸」と呼ばれるものです。
オレイン酸を豊富に含む食用油には、キャノーラ油、ピーナッツ油、米ぬか油、マカダミアナッツ油などがありますが、なかでもみなさんに馴染みが深いのがオリーブオイルでしょう。
オリーブオイルには、オレイン酸が70〜80%も含まれています。
オリーブオイルは、これを日常的に摂取している地中海沿岸の人々が、かなり多くの脂肪を摂っているにも関わらず、動脈硬化などの心疾患が少ない事から世界中で注目されるようになりました。
みなさんもオリーブオイルは健康に良いというイメージがありますよね。というのもオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」は、善玉コレステロールを下げずに、悪玉コレステロールのみを下げる働きがあることがわかったのです。また肝臓や膵臓、腸などの機能を高めてくれるとも言われており、便秘解消にも使われることがあります。
またオリーブオイルは、リノール酸もα-リノレン酸もあまり含まない油でしたが、人体の主成分であるオレイン酸が多く、ポリフェノールも多かったので、亜麻仁油が出てくるまでは一番良い油と思われていたかもしれません。
前回紹介したオメガ3の油(亜麻仁油やシソ油)は、いかんせん高価なので、料理で使うにはこのオリーブオイルを使用するのも良いと思います^^。
ただ、オリーブオイルに多いオレイン酸は、豚の脂をはじめとして、動物性食品に多い脂なので、肉や卵を多くとる人にとってはオレイン酸過多になって、炎症の原因になる時もあります。まあ日本人で通常はそこまでになる人はいませんが、これもバランスということでしょう。逆に菜食主義の人は、お肉からのオレイン酸を摂っていないので、結構合うかもしれませんね。
スーパーマーケットで、手軽に買えるオリーブオイルですが、実はオリーブオイルにも種類や製法によって善し悪しがあります。日本で手に入るオリーブオイルには、「エキストラバージンオリーブオイル」「ピュアオリーブオイル」「オリーブポマースオイル」の3種類がありますが、できれば「エキストラバージンオリーブオイル」を選びましょう。他の油は、化学溶剤などを使っていたり、高温で精製するためトランス脂肪などをすでに含んでいる可能性があります。できれば「自社生産」のものを買って下さいね。オリーブは枝から切り取ったとたんに酸化をはじめるので、自社農園で収穫して搾油、瓶詰していれば鮮度を保つことができます。また加熱処理をしていないもの「コールドプレス」(30度以上の熱を加えていない)や紫外線の影響を受けにくい遮光瓶に入っているものが良い印です。
さて、次回はトランス脂肪酸についてお話していきましょう。
この油の使用がNYで禁止になったのは、ごく最近のことです。また世界でも商品にTRANS FAT 0の表示が書いてあるものも増えてきましたが、日本ではいまだなんの政策もないまま。そしてこのことについて、まだ知らない人もたくさんいますよね。
でもそんなことは言っていられないこわ〜い油なのです。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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1 comment
オリーブオイルの主成分はオレイン酸 « chihira masamichi 2.0 says:
11月 5, 2012
[…] たとえば、リノール酸やα-リノレン酸。 これらの必須脂肪酸は、わたしたちの細胞に必要な成分です。人間の体内でつくることができないので、食べ物から摂取しなければなりません。オリーブオイルは、その必須脂肪酸をほどよく含んでいます。 オレイン酸が生活習慣病を予防オリーブオイルの脂肪分は、その70~80%がオレイン酸です。オレイン酸は不飽和脂肪酸のひとつで、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし、非常に酸化しにくいのが特徴。この酸化しにくいという性質が、老化や生活習慣病の原因といわれる活性酸素の除去に働くといわれています。1人あたり1年間に24リットルものオリーブオイルを食べるギリシャ・クレタ島では、心臓病死亡率が世界一低いというのも、オリーブオイルのヘルシーパワーのおかげなのでしょうか。http://www.kikkoman.co.jp/homecook/kenkou_column/img/041025_illust.gif オリーブオイルには、バージン・オリーブオイルとピュア・オリーブオイルがあります。バージン・オリーブオイルは、オリーブの果実を搾ってこしただけの純粋なもの。化学処理や加熱処理を一切していません。そのなかでも、厳しい条件をクリアしたものをエキストラバージン・オリーブオイルとよびます。香りがよく、油というより調味料として使いたいオイルです。 オレイン酸を豊富に含む食用油には、キャノーラ油、ピーナッツ油、米ぬか油、マカダミアナッツ油などがありますが、なかでもみなさんに馴染みが深いのがオリーブオイルでしょう。オリーブオイルには、オレイン酸が70〜80%も含まれています。・・・またオリーブオイルは、リノール酸もα-リノレン酸もあまり含まない油でしたが、人体の主成分であるオレイン酸が多く、ポリフェノールも多かったので、亜麻仁油が出てくるまでは一番良い油と思われていたかもしれません。前回紹介したオメガ3の油(亜麻仁油やシソ油)は、いかんせん高価なので、料理で使うにはこのオリーブオイルを使用するのも良いと思います^^。http://www.chiropratica.jp/?p=2505 スーパーマーケットで、手軽に買えるオリーブオイルですが、実はオリーブオイルにも種類や製法によって善し悪しがあります。日本で手に入るオリーブオイルには、「エキストラバージンオリーブオイル」「ピュアオリーブオイル」「オリーブポマースオイル」の3種類がありますが、できれば「エキストラバージンオリーブオイル」を選びましょう。他の油は、化学溶剤などを使っていたり、高温で精製するためトランス脂肪などをすでに含んでいる可能性があります。できれば「自社生産」のものを買って下さいね。オリーブは枝から切り取ったとたんに酸化をはじめるので、自社農園で収穫して搾油、瓶詰していれば鮮度を保つことができます。また加熱処理をしていないもの「コールドプレス」(30度以上の熱を加えていない)や紫外線の影響を受けにくい遮光瓶に入っているものが良い印です。 […]