回盲弁症候群case10.2

今日は、気持ち悪さの原因が回盲弁の問題によって起こっていたケースを紹介します。この方(10代男性)は、ここ2日間妙に気持ち悪さがあって吐き気がするとのことで来院されました。そのせいかやはりあまり食事も喉を通らないそうです。

 

 

悪心、気持ち悪さが回盲弁の問題によって起こる!?

 

気持ち悪さと吐き気ということだったので、まず初めに胃の辺りをチェックしていきました。少し張っていましたが、ひどく問題を起こしているという感じはなかったので、次に全身をチェックしていくと、副腎疲労と回盲弁の問題があることがわかりました。回盲弁とは小腸と大腸の間にある弁で、逆流を防ぐために機能しています。自律神経のバランスの乱れや副腎機能低下、その他腸内細菌のバランス、腸の炎症、カンジダ菌症、また季節の変わり目などで問題を起こす部分で、症状の1つに悪心や嘔吐があるのは有名な話です。

 

治療では、副腎と回盲弁のリンパのポイントを治療し、その後、回盲弁に対して弁を閉じるようにアプローチしていきました(弁が開いている状態だった)。また回盲弁に関わる頭蓋骨の調整や背骨の関節の治療なども含めてトータル的に身体のバランスをとるようにしました。初めに瞳孔をチェックしたところ、やや交感神経が高ぶっている感じだったので、刺激はなるべく少なめにしながら治療を行いました。治療後、その後の体調は今のところ良いようです。回盲弁は繰り返す方もいるので、継続的にチェックしています。

 

今日のpoint

今回の悪心や気持ち悪さの原因は「交感神経優位の状態や副腎疲労によって回盲弁の問題が起こったため」でした〜。

回盲弁症候群には下記の症状があります。

動悸

心臓の粗動

活動時の胸部痛

偽性メニエール症候群

片頭痛

就下性浮腫

右肩の痛み(滑液包炎に類似する)

首のこり

めまい(午後に起こりやすい)

耳鳴り

悪心

吐き気

失神

偽性副鼻腔感染症

急激な口の渇き

目の下のくま

全身の痛み

・・・

人によって症状は変わってきますが、回盲弁症候群は臨床でよく見る問題です。お困りの方は、食事や生活面のアドバイスも含めてトータル的にケアさせて頂きますので、是非一度ご相談ください。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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